タケ・ササ
タケ・ササともタケ科の植物で、世界中に広く分布し、あまり栽培されていないの
は北ヨーロッパくらいで世界中いたるところで見ることができます。タケ科は大きく
、タケ・ササ・バンブーの3つのグループに分かれます。
タケ 地下茎を延ばして株を増やしていきます。4月頃、筍(タケノコ)を出しま
すが、成長とともに皮は落としてしまいます。一般に大型のものが多く、
代表的なものはマダケ、モウソウチク、トウチク、シホウチクオカメザサ
などがあります。葉は小さいけれども、枝が大きく長いため、様々な加工
品に活用されます。染色体は48個です。
ササ ササはササ自身が枯れるまで皮はつけたままです。染色体は48個で、地下
茎が長く、枝は小さいけれども葉は大きい。代表的なものに、クマザサ、
キンタイザサ、フイリシヤ、ヤダケなどがあります。
バンブー 地下茎はほとんどなく、株立ちになる。筍が夏から秋に出るので、寒さに
対して抵抗力が弱い。熱帯地方に多く、染色体は72個です。
竹類は利用価値が高く鑑賞用はもちろん、食用、工芸用など長年われわれ日本人を
楽しませてくれています。それはマダケ、ハチクの材料としての素晴らしさです。火
山国である日本の土は火山岩の風化土が多く、ケイ酸を多く含んでいます。この土に
育ったタケは、ケイ酸を多く含んで固く、磨くと美しい光沢に包まれます。
有名な話があります。発明家エジソンが白熱電球の実験で成功したのは、日本の竹
のおかげです。それも、ケイ酸を多く含んだ土に育ったマダケを使ったからです。他
の土で育ったマダケだったら、そのときの成功は無かったでしょう。京都男山石清水
八幡宮のマダケでした。
竹も肥料を必要とします。そのままほったらかしでは、2・3年で鑑賞価値が無くな
ってしまいますが、肥料をあげて、間引きや剪定をきっちりしてあげれば10年ほどは
十分に楽しめます。
バンブー類は株立ちなので、生垣などに安心して使えますが、地下茎類のものは隣
家の敷地にまでタケノコが出てしまいます。竹類を新しく植えかえるときは、植える
場所と品種をよく調べてから植えましょう。 |