◆松
マツ科マツ属。常緑針葉高・低木。北アフリカ・西インド・マレーシア以北の北半
球原産。
日本人の生活、歴史、文学、行事など、あらゆるものに密着した、なくてはならな
い木です。日本人にとって第一番目の木ではないでしょうか。マツ属の植物は約100
種類ありますが、葉の数が2葉、3葉、5葉とあり、園芸品種では1葉のものもあります
。
古来、松は吉祥にも不吉にも用いられてきましたが、現在は吉事に多く用いられま
す。また、松は庭木の王として植えられ、戦前までは『松を植えなければ庭ではない
』とまで言われていました。
それでは、代表的な松をいくつかご紹介します。
アカマツ…… 常緑の針葉高木で、樹皮が赤褐色もしくは黄赤褐色です。老樹の樹皮
は厚く、亀甲状に裂ける。卵状円柱形の頂芽(枝の先端)が、赤褐色の
反まきする鱗片で覆われているので、クロマツやゴヨウマツと区別が
つきます。雌雄同株で、分布は北海道から屋久島、そして中国までと
広く、垂直的な分布は海抜2メートルから2,300メートルくらいまでと
非常に高低差があり、強い木だというのが分かります。アカマツには
ウツクシマツ、ミツバアカマツ、タギョウショウ、アカヒトハマツ、
ジャノメアカマツ、オリズルアカマツなど28種類あります。
クロマツ…… 常緑の針葉高木。樹皮は灰黒色で老樹では厚く、亀甲状に裂け、鱗片
となってはげ落ちる。卵型または卵状円柱形の頂芽は披針形の白い鱗
片で包まれ、先端の房状の部分が樹脂で固まっているので、容易に赤
松と区別できます。分布は本州、四国、九州、トカラ列島の宝島まで
と、朝鮮南部に自生し、海岸近くに多い。園芸品種には3葉のサンボ
ンマツ、1葉のクロヒトハマツ、またシラガマツ、ジャノメクロマツ
、ニシキマツなど14品種が知られている。
ゴヨウマツ… ヒメコマツともいう。常緑の針葉高木。樹皮は若木では灰白色で平滑
、老樹では鱗状に剥離し赤褐色になる。葉は5葉で淡緑色。葉長は2〜
6cmほどと短い。北海道から九州、朝鮮の一部に自生し、変種として
、ネギシゴヨウ、シモフリゴヨウなど10品種が知られています。
この他に知られているものは、チョウセンゴヨウ、ハイマツ、リュウキュウマツな
どがありますが、外国産ではダイオウマツ、ストローブマツが有名です。
すぐにお正月ですね。松のお花、ぜひ生けてみてください。 |