◆グラジオラス
だんだん寒くなってきました。多くの球根植物は、春から秋口にかけて花を咲かせ
ますが、春の代表的なものにチューリップがあり、ちょうど今頃が植え時で、3〜4月
頃にきれいな花を楽しませてくれますね。初夏を中心にその前後4〜10月頃まで、品
種や栽培方法によって長く楽しめるのがグラジオラスです。今回はこのグラジオラス
を取り上げてみます。
グラジオラスをお年寄りは「だんだん花」と呼んだりしますが、それは細長く上下
に段々状に付いたつぼみが下の方から次々と咲いてくる姿を表しているんだと思いま
す。また、別名にトウショウブ(唐菖蒲)やオランダアヤメがあります。
原産地は南アフリカや地中海沿岸や小アジアで、日本へは江戸時代の終わり頃に入
ってきたと考えられています。17世紀にヨーロッパで品種改良が始まり、現在はアメ
リカとカナダが盛んに新品種の発表を行っています。アメリカ映画やドラマの中で、
よくグラジオラスの花が飾ってあります。アメリカの人達はこの花が好きみたいです
ね。
グラジオラスは植えつける時期によって開花時期の調整がしやすく、長い期間楽し
めるお花のひとつです。植え付ける時期や球根の種類によって違いますが、開花日数
(球根を植え付けてから開花するまでの日数)は、70日から100日位なので、長崎では
12月から7月まで植え付けることができ、4月〜10月までの長い期間お花を楽しめます
。広いスペースがあったら半月ずつ植え付けをずらしたら、長い期間グラジオラスの
花を楽しめます。
栽培方法
◎球根の選び方 外周12cm以上でコロンと丸っぽく、よく乾燥したものを選ぶ。
◎球根の植え付け 日当たりが良くて、水はけのいい肥沃な土の所が理想的な植え
付け場所で、15cm位の間隔で球根1個分の土がかぶさる位の深
さに植える。
◎管理 肥料は油かすに骨粉と石灰を少し混ぜたものがよく、土全体に
混ぜ込むか、球根の側に溝を掘ってそこに置くとよい。水はた
っぷりと与え、風が強い所では葉が3、4枚出たら支柱を立てて
あげるとよい。
◎球根の掘り上げ 花が終わったら葉を残して花茎だけ切り取り、球根を太らすた
めに肥料を与える。葉が黄色くなってほとんど枯れたら、球根
を掘り上げて1週間くらい陰干ししてから、古い部分をすべて
取り除き、木子(球根のこども)も取ってしまう。十分に乾燥さ
せてから通気性がいい紙袋やネットに入れて、冷暗所で保存す
る。木子からも育てることができます。
球根植物はこのように、球根のリサイクルができるので、新たに買う必要が無く経
済的で楽しくもあります。
花言葉は用心、堅固、密会です。あまりいいイメージではありませんが、なんとな
く納得できる気がします。
人気はもうひとつの花ですが、品種も多くボリュームがある花で、育てるのもやさ
しいので皆さんも育ててみませんか。また、切花でもけっこう長く楽しめるお花です。 |