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◆土シリーズ(3) 堆肥

 堆肥とは、有機質の肥料分を豊富に含んだ、一種の土です。代表的なものに腐葉土
があります。自然界では、樹木や草花はこの腐葉土から栄養を取って育成し、花を咲
かせています。腐葉土は、秋に落葉樹の落ち葉が積もり、土中の微生物によって分解
され、年月をかけて土と混ざり合ってできる、ふかふかとした、栄養満点の堆肥です
。また、野山では動物や昆虫もたくさん住んでいます。植物は光合成で酸素を作り、
動物や昆虫はこの酸素を吸って生きています。また、動物や昆虫は排泄します。これ
らの排泄物は地上に積もり、死骸も地上に残されますが、微生物が分解し有機物とな
って、土にかえっていきます。これらの有機物を地中の小動物が食べまわるので、土
が自然に耕されます。このようなことが長い年月を経て繰り返されるので、野山の表
土は非常に栄養分を多く含んだ、植物にとって理想的な土となるのです。

 さて、畑や庭・花壇などで野菜や樹木・花を育てるときは、自然界と違って堆肥の
循環は望めませんから、人工的に補給しないと、土がやせ細ってしまい植物はうまく
は育ちません。年に一回は堆肥を入れて、土をほぐし肥料の補給をしたいものです。

 腐葉土を家庭で作るのは難しいですが、生ゴミを使っての堆肥作りは大変ですけど
可能で、家庭菜園やガーデニングには経済的でもあり非常に有効です。一般家庭で一
日に出る生ゴミは500グラムから700グラムといいます。この生ゴミをすべて堆肥に利
用すれば、一年間で40〜50キログラムの堆肥が作れます。堆肥を作る容器をコンポス
ターといい、底が無いポリバケツみたいなもので、100リットルから400リットル程度
の大きさのものがあります。まず、コンポスターを10センチメートル位土に埋め、最
初は土を5センチメートル位一番底に敷き、その上によく水を切った生ゴミを広げる
ように入れ、その上に生ゴミが隠れるくらい土をかけ、そしてしっかりとフタを閉め
ます。生ゴミは毎食後出ますが一日分をまとめてしっかりと水切りしてからコンポス
トに入れます。土と生ゴミをサンドイッチ状に積み重ねて容器いっぱいになったら、
一ヶ月ほどフタをしっかりとしてそのまま置いておくと堆肥が出来上がります。まだ
出来上がっていないようであれば、土を足してもうしばらくフタをしっかり閉めて置
いておきます。

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