2000年の花
ミレミアムの年です。我々人間にとっていったい花とは何か、何なのかを考えてみ
たいと思います。
数日前テレビを見ていたら、数千年昔のお墓(埋葬跡)を調査しており、埋葬者のま
わりからたくさんの花の種子が見つかったそうです。おそらく人と花の関係は、人が
この世に出現したときに、すぐに始まったんじゃないでしょうか。
花は見ているだけでも心が和み癒してくれますが、人間はよくばりで、見る、育て
る、飾る、食べる、詠う、描く、など色々と深く花とつきあっています。
遺伝子操作やバイオテクノロジーによって、自然界にはなかった植物や動物が次々
に作られていますが、なんだか神の領域に人が入り込んでいくようで非常に怖く感じ
ます。怖いと感じているのはわたしだけではないと思うのですが、みなさんはどうで
すか。
21世紀は人にとって、花との関わりがますます重要になってくると思います。情報
通信関連の産業が日進月歩で発展し、それにともなって株が上がった下がったと、昨
今騒がれていますが、人の暮らしが便利になって、それはそれですばらしく、いいこ
とだとは思いますが、無機質の世界です。無機質ばかりに囲まれていたら、人の精神
は正常を保てないようになるんじゃないでしょうか。人の体はもちろん有機質です。
有機質のものは有機質との相性が、無機質よりもはるかにいいはずです。
花、植物はもちろん有機質であり、人との相性は非常にいいはずです。色・姿・薫
、花は我々に多くのものを与えてくれます。人間はもっともっと花や木や草と関わっ
ていくべきです。しかし現在の世界は、先進諸国の一部の人がガーデニングで花たち
と関わっていますが、発展途上国では生きていくだけで精一杯で、いや、生きていく
のもままならず、花どころではないのが現実です。
人の幸福とはいったい何でしょうか、どういうことが幸福なんでしょうか。20世紀
は、機械文明がめざましく発展した時代だと思いますが、人の心が置き去りにされた
時代だったと言えます。お金が万能だと思われたり、ものを持っている人が偉いとい
われたり、ちょっと違うんではないかと思えることが、堂々と世の中でまかり通って
いたりしましたが、2000年を期にここらでちょっと立ち止まって、地球の過去、現在
、未来、人の過去、現在、未来をじっくりと考えてみたいですね。
幸い日本は戦後55年を経て、めざましい発展(見方によっては疑問もあるが)を遂げ
、いろんな意味で世界の手本・見本になれると思います。いや、なれるはずです。そ
んなとき、花や自然が人にとって非常に重要な位置を占めると思います。
難しい話になりましたが、要は、人は花とずっといい関係であればいいな、という
ことです。
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